チャイコフスキーの(交響曲の)打楽器 その3.5
フランスっぽさとベルリオーズ
忙しいのとゲームがやりたいのと考えがあっちゃこっちゃに飛んでいて、文章がうまくまとまりません。
特に幻想交響曲について書こう、と思ったものの、まだまだ文献と楽譜を行ったり来たりでいろいろ考えていて、どうにもこうにも形にならない。こういうの、内容の如何を問わず、さっと書いちゃった方が良いんですかね?
私の特性として完璧主義と異常なこだわりがあるので、どうにも不完全な状態で出すのが苦手でして…。精進精進。
誤りがあったら追記で直すのは当然として、そういう間違いをプライドが許さないの、ちょっと自分でも厄介ですね。
今回は大枠のお話。
クラシック音楽が好きな人、もしかしたら割と専門的なことをやっている人でもこういう思考ってあるんじゃないかと思います。
「フランスっぽい音楽」とか「ドイツっぽい音楽」とか。
正直、自分も都合の良いときにはパッと口についてしまいます。
ただ、この認識ってちょっと考えてみれば偏見甚だしいんですよね。
それを分かった上で話している、とは思うのですが、あくまで大雑把なイメージでしかありません。
ことにフランス音楽に対してはほとんど「=印象主義音楽」と結びついているように思います。その認識は、音楽史から見るとある種、当然の帰結なのですが、それはまた今度。
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交響曲の終わり方のお話~チャイコフスキー編
交響曲の終わり方のお話の続きでございます。
なんかシリーズが乱立してしまっていますが、続けていけるだろうかとちょっと心配。
統計のおさらい。
- みんなでその曲の主音を伸ばして終わり
- みんなでその曲の主和音を伸ばして終わり
- みんなでその曲の主音を短く鳴らして終わり
- みんなでその曲の主和音を短く鳴らして終わり
悲愴のこともあるので、ここから例外(ex.)の項目もつけます。
今回はチャイコフスキーをやります。
本当は時代を順々に、って感じでシューマンとかメンデルスゾーン辺りを取り上げようと思ったのですが、ちょうど今別の観点からチャイコフスキーの交響曲を見ていますので、こちらを先にやろうかと。
他にもいろいろやっていくと思いますので、さらっと流しましょう。
番号付きとしては6曲ありまして、最後の悲愴については前回も挙げたように例外的な終わり方です。ベートーヴェンとはかなり時代も違ってきていますので、相違点は多くみられるでしょう。
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