チャイコフスキーの(交響曲の)打楽器 その2
Google Doodle~AIバッハにマジレスしよう回
去る3月21日、音楽史上で最も重要な作曲家の一人と言っても過言ではない人、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)のユリウス暦での誕生日です。現在用いられているグレゴリオ暦では3月31日となるので、実際の時間としてはもう少し先ですが、日付としては昨日、生誕334年を迎えたわけです。
それにちなんで、メロディを入れるとAIがバッハ風に和音をつけて仕上げてくれるというコンテンツがGoogleによって公開されました。
今日は、作曲家 #バッハ の生誕を祝って、AIを使った特別な Doodle をhttps://t.co/jxzHyDJI9H で初公開!主旋律を入れると、バッハ作曲の306曲からパターンを学んだAIが自動的にハーモニーを奏でます♪ pic.twitter.com/dNHiK1F4zR
— Google Japan (@googlejapan) 2019年3月21日
かなり面白いですね、これ。
AIによる作曲、割とニッチではあるのでまだまだ進んでない分野かと思いますが、技術の進歩とともにどんどん発展していってほしいところです。
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交響曲の終わり方のお話~ベートーヴェン編
交響曲の終わり方、って結構大事ですよね。内容如何にももちろん関わってくるのですが、演奏会での効果、この点を無視するわけにはいきません。
交響曲は平均しても40~50分程度の曲が多いです。
CDとかで好きな作曲家の好きな交響曲の好きな部分を聴く、というのも現代において十分楽しみ方としてアリだと思います。
しかし、コンサートに出かけてその日その時間のたった一度の機会でその曲全体を楽しむ、というのも良いものです。というか、まあ本来はそういうものなんですけどね。
そうなると、やはり終わり方ってその楽しみの最後を飾るもの。どういう風に終わるかで演奏会のイメージにも繋がっていく、というのは当然だと思います。
これ、聴く側はもちろん演奏する側にも関わる問題で、静かに終わる良さ、オシャレさ、みたいに語られることもありますし、それも分からなくはないですが、やっぱりカタルシスというか、ジャンっ!って豪快に終わる感覚、気分としてとても良いものだと思います。
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こうもりが示すお国柄
他愛もないことですが、オペラ、引いてはクラシック音楽というのはヨーロッパが中心の文化です。
どうしてもあの地続きになってる空間でそれぞれが示す暗黙の了解、というものが出てきます。
日本でそれをやる以上、どうしても「?」を抱かざる得ないところって出てくるんでしょうね。
オルロフスキーの典型的なロシア貴族像だったり。
ハンガリーの婦人に化けるロザリンデが、お国を示すために披露するチャルダーシュ。
これがハンガリー民族舞曲だって知ってる人はどれくらいいるのだろう...モンティの曲のイメージが強すぎるんじゃなかろうか、って思ってしまいます。
それにしてもあれだけの荒唐無稽さを誇りながら耳にこびりつくような楽しい音楽を書くJ.シュトラウスⅡ世は紛れもなく天才ですね。