仙人掌

音楽成分多めですが徒然なるままに。

こうもりが示すお国柄

他愛もないことですが、オペラ、引いてはクラシック音楽というのはヨーロッパが中心の文化です。

 

どうしてもあの地続きになってる空間でそれぞれが示す暗黙の了解、というものが出てきます。

日本でそれをやる以上、どうしても「?」を抱かざる得ないところって出てくるんでしょうね。

 

オルロフスキーの典型的なロシア貴族像だったり。

ハンガリーの婦人に化けるロザリンデが、お国を示すために披露するチャルダーシュ

これがハンガリー民族舞曲だって知ってる人はどれくらいいるのだろう...モンティの曲のイメージが強すぎるんじゃなかろうか、って思ってしまいます。

 

それにしてもあれだけの荒唐無稽さを誇りながら耳にこびりつくような楽しい音楽を書くJ.シュトラウスⅡ世は紛れもなく天才ですね。